チャペック『園芸家12ヵ月』

(2020-05-12)

ベランダで花や野菜の栽培に目をかけている昨今、前から気になっていたカレル・チャペック『園芸家12ヵ月』(小松太郎訳、中公文庫)を読む。お気に入りの庭を維持するために毒物や機械を導入することもためらわず、海や山を自分の庭に持ってきたいと夢想する園芸家の姿を、告発するでもなく、もっと罪のないやり方を指南するでもなく、あくまでさりげなくユーモラスに、それが人間の業であるかのように見つめ、描いている。つまり『山椒魚戦争』などと同じスタンス。

阿部賢一氏による『白い病』の翻訳も読んでみたい。

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